管理業務主任者試験 令和元年 問27 長期修繕計画ガイドライン
【問 27】 国土交通省による「長期修繕計画作成ガイドライン」によれば、次の用語の定義として、最も不適切なものはどれか。
1.推定修繕工事とは、長期修繕計画において、計画期間内に見込まれる修繕工事及び改修工事をいう。
2,修繕積立金とは、計画修繕工事に要する費用に充当するための積立金をいう。
3.計画修繕工事とは、長期修繕計画に基づいて計画的に実施する修繕工事及び改修工事をいう。
4.大規模修繕工事とは、建物の全体又は複数の主要構造部について、計画修繕工事とは別に実施される、大規模な修繕工事及び改修工事をいう。
正解 4
1.適切
推定修繕工事は、長期修繕計画期間内に見込まれる「経常的な補修工事を除く」修繕工事または改修工事をいうのだ。
2.適切
修繕積立金とは、大規模修繕工事のためだけの費用をいうのではないのだ。計画修繕工事に要する費用に充当する積立金をいう。
3.適切
特に解説なし。
4.不適切
計画修繕工事の大規模なものを大規模修繕工事という。別ではないのだ。大規模とは建物の全体または複数の部位について行うことをいう。
後記
推定修繕工事、計画修繕工事、修繕積立金、大規模修繕工事の定義を押さえておこう。できたらガイドラインは一読しておきたい。
雑記
既存マンションに関しては、これからますます修繕工事が大事になってくる。適切な修繕工事の提案と受注は管理業者にとってはものすごく大事な仕事になるぞ。